The Land of Hazama Chogai Celestial Observation

公園のような中央分離帯にあります。

地下鉄長堀鶴見緑地線の西大橋駅の一番出口を上がったところにある中央分離帯（分離帯というよりはちょっとした公園になっています。）にある石碑です。きちんとした説明書きも添えられていて、整備されていました。

江戸時代の町人天文学者の碑

間長涯（はざま・ちょうがい）は江戸時代の町人天文学者でした。 現在は太陽暦を利用していますが、江戸時代は太陰暦でした。 そのため、実際の天太陽の運行と暦のずれが激しかったのです。 当時は農業による年貢の取り立てが経済の中心だったので、 天候を知ることが重要でした。 町人ながら優れた天文観測の技術により、幕府から直参がありましたが、 これを断りました。 しかし、こんな場所で天文観測をし...

中央分離帯の広場にあります。

間長涯さんは質商を営む町人..でしたが..暦と太陽との誤差がひどかった当時、幕府も改暦に着手しこれに長涯さんも参加したそうです。幕府役職にぜひという誘いを断り、代わりにもらったのが観測器具。しかしながら彼が観測を実行する日は幕府直々にこの長堀通り周辺が全面通行止めになったのだそうです。長堀通の西大橋交差点からやや西長堀寄りの、中央分離帯にぽつんとあります。

遺構はありません。中央分離帯に碑と碑文だけ。

地下鉄・西大橋駅を出ると中央分離帯があり、そこが駐輪場になっていました。よくよく見るとその一角に碑がありました。ここも跡地に碑があるだけで、何の遺構もありませんでした。但し、碑の横に説明板が立っており、碑だけのポイントにしては充実しているとも云えます。